
【総合】~転職理由ランキング~2019年度
某転職サイトにおける2018年4月~2019年3月における転職理由ランキングのご紹介。有効回答数10万件弱となり、「その他」を選んだ回答は除外としております。
- 他にやりたい仕事がある ↓14.7%
- 給与に不満がある ↑11%
- 会社の将来性が不安 ↓9.7%
- 残業が多い/休日が少ない ↓8%
- 専門知識・技術を習得したい ↑5.3%
- 幅広い経験・知識を積みたい ↑4.2%
- 土日祝日にやすみたい ↑3.6%
- U・Iターンしたい ↓3.6%
- 業界の先行きが不安 ↑3.5%
- 市場価値を上げたい ↑3.4%
- 会社の評価方法に不満がある
- 雇用形態を変えたい
- 不規則な勤務が不満
- 人間関係が上手くいかない
- 昇進が望めない
- 転勤したくない
- 家庭環境の変化によるため
- 倒産/リストラ/契約期間の満了
- ノルマが厳しい
- 経営が閉鎖的
- 顧客のためになる仕事がしたい
- 風通しが悪い(意見が言いにくい)
- 尊敬できる人がいない
- 肉体的につらい
- 女性が働きにくい環境であることが不満
- 社員を育てる環境がない
- ルーチンワークでつまらない
- 人と接する仕事がしたい
- 怪我や病気
- 裁量権のある仕事に就きたい
考察
転職理由トップ3は、1位「ほかにやりたい仕事がある」(14.7%)、2位「給与に不満がある」(11.0%)、3位「会社の将来性が不安」(9.7%)となりました。
2018年度も求人倍率は高水準を維持していたため、売り手市場の中で転職をすれば給与が上がるのではないかと考えた人が増え、前年度3位だった「給与に不満がある」という転職理由が2位となりました。
前年度10位だった「会社の評価方法に不満がある」は順位こそ1つ下げた11位となりましたが割合は前年度比0.1pt増となっており、待遇を理由に転職を考える人が増えてきていると言えそうです。
5位「専門知識・技術を習得したい」(前年度比0.2pt増)、6位「幅広い経験・知識を積みたい」(前年度比0.4pt増)、10位「市場価値を上げたい」(前年度比0.1pt増)など、スキルアップを望む転職理由が前年度比で増加しています。
人生100年時代と言われ、働き続けることが求められていく中で、スキル・経験を積める環境に移りたい、という方が増えてきていると考えられます。
2019年4月に「働き方改革関連法」が施行されましたが、4位「残業が多い/休日が少ない」(前年度比0.2pt減)、7位「土日祝日に休みたい」(前年度比0.3pt増)などの働く時間や休暇に関する転職理由も引き続き上位を占めています。
転職求人倍率は2倍以上となり、転職市場に求人数が非常に多い状態が続いています。
転職希望者側が数多くの求人の中から希望の条件を選べるようになっているため、待遇や働く時間、休日など条件を優先して転職先を選ぶ傾向が強まっています。
採用を検討する際は、採用ターゲットの転職理由を考慮し、それが改善できる自社の魅力をアピールすることが大切です。
様々な切り口からの転職理由ランキングをご紹介しております。
【総合】~転職理由ランキング~2019年度
■業種別~転職理由ランキング~2019年度
- IT・通信
- メディア
- 金融
- メディカル
- メーカー
- 商社・流通
- サービス
- 小売り
- 外食
■職種別~転職理由ランキング~2019年度
- 営業系
- ITエンジニア
- 販売・サービス
- 建築・土木系技術者
- 専門職(コンサルタント・金融・不動産・流通)
- 企画・管理系
- 機械・電気系エンジニア
- 化学系エンジニア・メディカル系専門職
- クリエイティブ系
- 事務系(アシスタント職)
■男女別~転職理由ランキング~2019年度
- 男性
- 女性
■年代別~転職理由ランキング~2019年度
- 20代
- 30代
- 40代