
今回はエンジニア職における、転職に関してのあれこれをご紹介していきたいと思います!エンジニアの方はかなり時間担保の業務を行っている方も多いかと思います。
少しでもこの記事が今後のキャリアを考えるにあたり価値のあるものになればと思います。
エンジニアの転職事情
転職回数と聞くと回数を重ねるにつれて、不利になるイメージが強いのではないでしょうか。実際どの程度の転職回数なのでしょうか。
2015年に厚生労働省が実施した調査によると、エンジニアを含む専門的・技術的な仕事に従事している方の転職回数は「1回」の32.1%に次いで、「3回」の21%が2番目に多いという結果です。
エンジニア採用を行う企業担当者を対象に実施した調査によると、20代では3回目、30代では5回目程度の転職は許容の範囲だと考える担当者が多い。
したがってエンジニアの転職活動においては、多少転職回数が多くなっても、採用条件面で不利にはなりにくいのが現状です。
些細な理由で転職を繰り返すのはNG
理由や目的もなく短期間で転職を繰り返すと、エンジニアとしての技術力の向上が見込めないばかりか、悪い意味での「ジョブホッパー」として、企業の採用担当者に良くない印象を与えてしまうこともあるので要注意です。
どのような理由で転職に踏み切るのか
エンジニア以外の職種でもそうですが、やはり年代別に転職理由は様々です。各世代の転職理由を簡単にご紹介しましょう。
項目としては下記が多く挙げられます。
- オフィス環境が整っている
- 福利厚生が充実している
- 教育環境が整っている
- 給与の良さ
- 業務内容があっている
- 人間関係の良さ
- 社会貢献度が高い
20代の転職理由
20代では、特に顕著な傾向はないと言えます。
強いていえば「業務内容が合わない」という理由が多いのが特徴です。まだ自分にあう働き方が見つけられず、迷走している印象を受けます。
20代ではさまざまなことが手探り状態の中で、自分がどういう方向で成長して行きたいかを見極める時期ということなのでしょう。
福利厚生やオフィス環境などの良い会社に目移りしてしまうこともあるかもしれませんが、今後のキャリアを見据えて転職が必要かどうかをじっくり考えることをお勧めします。
30代の転職理由
働き盛りの30代は、一番が上年代と同様に給与面を重視される傾向にありますが、それに次いで「人間関係の悪さ」をきっかけに転職を行う人が多いことが特徴。
30代は後輩や部下を持つ人も多くなる年代であり、中間管理職的立ち位置として何かと板挟みになることが多い年代ともいえますね
考え方の合わない上司や指導の難しい部下、出世競争の激しい同期など、具体的な業務というより人間関係に疲れを感じてしまう時期だと考えられます。
40代/50代の転職理由
この世代では給与面を何より重視する傾向が見受けられます。企業でも管理職やマネージャーレベルの多いこの年代の転職のきっかけは、ダントツで給与面の問題。
多くの場面でリーダーやマネージャー的な役割を求められる彼らにとって、業務内容に応じた給与の支給がされないことを不満に思うことが転職を思い立つきっかけとなるようです。
転職において新しい会社に求める事
ほとんどの年代で「業務内容があっている」が最も多い結果となっています。給与の悪さから転職を決意し、転職先を選ぶ際は業務内容となるのは面白い結果ですね!
給与の良さも希望としては持ち、業務内容が合っていることを最重要と考える方が多いのでしょう。これは見方を変えると、転職時に自身の携わりたい業務が明確になっている方が多いとも言えます。
エンジニアの転職理由5選
ではエンジニアの転職理由に多いものを順にみていきたいと思います。
待遇面での不満
エンジニアの転職理由で最も多いのが、給料や評価などの待遇面での不満。
エンジニアは専門性や希少価値の高さから、他職種と比較しても、待遇が良いケースが多く個人で行う業務が多いため成果が分かりやすく評価されやすいという一面もあります。
それに対して、給与や評価が低いと、不満に感じるケースは少なくありません。そのため、評価をきちんとしてもらいたい、給与をアップさせたいと考え転職する方が非常に多く見受けられます。
休日・休暇の少なさ、残業時間の多さ
エンジニアはその専門性の高さから、その人以外ではできない仕事、属人的な仕事も多くあります。
そのため、トラブルが起きた際、休日や就業時間後であっても、対応しないといけないというケースが多くあり納期などに追われても、他のエンジニアに仕事を任せることができないことから、休みをしっかりとることができないこともあります。
こうした場合、休日・休暇の少なさ、残業時間の多さを理由に転職をする方は多いです。
人間関係の不満
エンジニアは、基本的に社内で仕事をするため、会社の上司、同僚と人間関係が密になりやすい。
上司や同僚、部下といい関係性を築ければ良いですが、全ての人間関係で上手くいくことは難しいのです。
人間関係は、仕事をスムーズに進める上での重要な要素になり、人間関係が悪いと、仕事に支障が出たり、ストレスを抱えることになるため人間関係がきっかけで転職する方は少なくないです。
キャリアアップ
エンジニアそれぞれの役割は多種多様で、業務内容も異なります。そのため、キャリアアップするためには、それら多様な仕事を経験することが重要。
会社によっては、エンジニアそれぞれに固定の仕事を任せ続ける、個人のキャリアアップへの興味が薄いというケースが少なくないため、上手く経験が積めず、エンジニアとしての専門性・スキルを伸ばすことができなくなってしまいます。
そこで、経験をしっかり積んでいきたいと転職をする方も多いです。
会社の将来性への不安
業績悪化や経営方針への不信感等も転職理由として多いです。
会社の将来性が見えないと、自分自身のキャリアも不透明になり不安を抱えることになり 「ずっとこの会社で働いていて大丈夫なのか?」と考えながら仕事をするのは、非常にストレスとなります。
そのため、会社の将来性に不安が、転職のきっかけになるという場合も多いというわけです。
面接での伝え方の注意
ややネガティブな転職理由が多いですが、面接での転職理由の伝え方によっては、評価が低くなる恐れがあり、それが採否を決定づけてしまうこともあります。
今回はここではこれだけは避けたい、面接でNGな転職理由の伝え方を厳選して2つご紹介します。
現職・前職に対する不満
必ずしもポジティブな転職理由ではない場合もありますが面接の場で、現職・前職に対する不満を転職理由として話すのはNGです。
前職・現職の不満を語る人を企業は採用したいとは思いません。嘘をつく必要はありませんが、不満ばかりにならないように気を付けるのは、低評価を受けないためにも、非常に重要となります。
他責な言葉
会社の将来性や上司・同僚との人間関係などが理由で転職するという方は少なくありません。転職を考えるきっかけとしては、そうした外的要因のほうがむしろ多いですが他責に感じるような言葉を面接で話すのはNGです。
面接官に「あなた自身が多少努力すればよかったのでは?」と思われると、高評価を受けることは難しくなるので他責の言葉にならないよう気を付け、あくまで自分自身に矢印を向けて話すようにするのがおすすめです。
高評価が得られる転職理由のご紹介
ではどのような伝え方であれば高評価を得られるかご紹介しましょう!
ポジティブな表現を用いる
現職、前職に不満があり、転職する場合でも、ポジティブな言葉に換えて話すようにしましょう。
あくまで、過去の不満を話すのではなく、その会社に入ったことをイメージして話すのがいいです。
つまり、不満が原因で転職するといっても、その不満がどのようになればいいか、考えて転職理由にしていくのがいいというわけです。
退職理由ではなく、転職理由を伝える
転職理由は、退職理由ではありません。退職理由とは「なぜ前職を辞めたのか、現職を辞めるのか」というものであり、転職理由は「なぜ転職するのか、転職してどうなりたいのか」というものです。
つまり、退職理由は「過去」であり、転職理由は「未来も含む」というわけです。そのため、転職理由は、退職理由とこれからどうなりたいかを含めて話すようにしましょう。
どのような仕事をしたいか含める
その会社に入って、どのような仕事をしたいかを転職理由に含めましょう。採用企業は、あなたが何をしたいのかを非常に注目しています。
他方、どのような仕事をしたいかを考える際は、採用企業が何を求めているのか、どのような仕事があるのかと関連させられるよう、求人票などで確認するのがおすすめです。
その会社ではできない仕事をしてみたいと話しても、的外れになってしまいますので会社情報をきちんと捉え、「その会社でできる仕事でやってみたい仕事」を話せるよう、考えるのがおすすめです。
転職に役立ちそうな情報
最後に転職活動に役立ちそうなサイトをいくつかご紹介します。

社内SE転職ナビ

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エンジニアの社内SEの定義は、「客先常駐がないこと」。 そんな意見を代弁したサイトが、この社内SE転職ナビです。 そのため、SI、社内SE、Webエンジニア、ゲーム業界にお勤めの方、 エンジニアの皆様誰しもがご利用いただけるサービスです。
アクシスコンサルティング

アクシスコンサルティングはBIG4(デロイト、PwC、KPMG、EY)や アクセンチュアなど総合系コンサルティングファームの転職に強いエージェントです。 (2014年~18年の大手コンサルティングファーム在籍者の転職支援数第1位)
主なターゲットは20代~30代の優秀層。 業界の実績が多いことからBIG4やアクセンチュアの独自求人も多数保有しています。 ビズリーチなどの優秀層向け転職エージェントと比較されるケースが多いです。 よりコンサル業界各社とのパイプがあり、業界に特化したエージェントがアクシスコンサルティングです。
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