
求人における動向
2019年2月~4月の新規求人数は前年同期比で185%と増加傾向となり直近3カ月の新規求人数は、2014年1月以降で過去最高の数字を記録しております。
製品ニーズの多様化や各社製品の電動化・自動化に伴い、組み込み・制御設計エンジニアのニーズが急増していることが原因に挙げられます。
業界
自動車・自動車部品メーカーや技術系アウトソーシング企業で求人の増加が顕著であるが、IT業界での採用意欲も高く、まさに異業種混合の採用激戦区となっております。
ハードからソフト制御への移行の中で、求人数が増加している傾向となります。
求人における動向
登録者は1月を境に減少傾向となっており、高学歴・転職回数0~1回の登録者が中心です。
登録者数
2020年1月と比較すると、2月~4月はそれぞれ30~40%減少しており、登録者の学歴別内訳では、大学院卒と大学卒を合わせると登録者の約7割を占め、年齢別では35歳以下で全体の約6割を占めています。
複数の企業で高い評価を受ける可能性が高い登録者が多く、採用競争の激化が続くことが予想されます。
転職回数が少ない転職希望者に、いかに手厚く企業情報を提供できるかが採用のポイントになります。
採用成功におけるポイント
柔軟なターゲット設定と採用手法の検討、転職希望者への情報提供の差別化が採用成功におけるポイントとなります。
母集団形成に苦戦するため、人材紹介以外の手法(転職フェア、求人広告、リアル型イベントなど)の利用でアプローチ先を広げる必要があります。
応募者の転職理由(比較的多いものは、先進的な技術開発に携わりたい・グローバルに活躍できるフィールドがある・企業安定性)に合わせた訴求も必要となります。
募集が集中する中堅層以外のベテラン層の採用や、学歴不問など若手ポテンシャル採用も積極的に検討することが重要となります。
事業の展望や期待するミッションの詳細など職務内容に興味を持たせる十分な情報提供が必要である。
経験がマッチする希少な応募者に対しては選考期間や面接回数を短縮し、選考途中の辞退を防ぐよう対応すべきです。※大手企業においても応募者に応じて土曜日面接を実施するなど採用手法を工夫する傾向があります。
■採用マーケット~モノづくりエンジニア
- 機械設計
- 回路設計
- 組み込み・制御設計
- 品質管理(品質保証)
- 生産技術・プロセスエンジニア
- フィールドエンジニア・カスタマーサポート
- 研究開発(科学)
- 設計職(建築・土木)
- 施工管理(建築・土木)