
仕事の幅を広げたりスキルアップしたり、転職に有利な資格を取ることはとても重要ですね!人事の資格にはどのようなものが思いあたりますか?3つ浮かべば優秀です!
資格を選ぶうえで注意すべき点は資格によって役立てられる業務内容が異なるということ。難易度が高く業務にすぐに役立つわけではない資格と直結するような資格など、状況に合わせて選ぶことが大切です。
人事のスペシャリスト
人事の仕事は人事企画、人材採用、教育・育成、制度・環境の整備など多岐に渡ります。その中で仕事の質を高めていきたい方に向けいくつか資格をご紹介します。
仕事の幅も広がりますし今の日本での転職市場では資格を持っていることは有利に働くことが多いので興味がない方も今後役に立つのでごご覧いただくことをお勧めします!
あえて概要などにしか触れず、受験費用には触れません。必要、魅力的に思った資格は是非獲得に向けて勉強いただくことがあなたのためになります。
人事総務検定
人事総務の実務に当たって理解しておくべき、法律知識を体系的に実践で使えるレベルまで学べる資格です。
この資格は人事総務に関する知識を総合的に習得できる為、人事業務の質のボトムアップが期待できるためお勧めです。
試験概要
一般社団法人人事総務スキルアップ検定協会が主催し、株式会社東京リーガルマインド(LEC)が指定講習実施団体として実施している試験。
試験は、1級(課長レベル)・2級(主任レベル)・3級(担当者レベル)の3種類となります。※2級・3級は試験に代えて特別認定講習を修了することでも取得可能となります。
試験内容
1級:労働保険料の更新や就業規則などの問題が出題
2級・3級:年金(給付)、労働基準法、労働安全衛生法など、人事総務が必要になる法律・知識に関する問題が出題
受験資格
1級の受験者は2級に、2級の受験者は3級にそれぞれ合格しており、かつ人事総務スキルアップ検定協会への登録が有効期間中である必要。
3級は制限がなく、誰でも受験することが可能となります。
キャリアコンサルタント試験
人材採用や人材教育を行う際に役立つ資格となっております。2016年から国家資格になっておりキャリアプランに悩んでいる社員に的確なアドバイスや指導を行う力を養います。
コンサルタント技能士とは異なります。
試験概要
職業能力開発促進法に基づいて、厚生労働大臣の登録を受けた登録試験機関が実施する国家資格試験。学科・実技試験に合格することが必要です。
合格し、名簿に登録することでキャリアコンサルタントになることが可能となります。資格を取っても、最新の知識・技能をブラッシュアップするために5年ごとに更新する必要があります。
試験内容
職業能力開発推進法やキャリアコンサルティングの実務などの問題が出題されます。出題形式は筆記試験・論述試験・面接試験(ロールプレイング・口頭試問)の3種類。
受験資格
厚生労働大臣が認定する講習の課程を修了した人、技能検定キャリアコンサルティング職種の学科試験又は実技試験の合格者などとなります。
メンタルヘルス・マネジメントⓇ検定
社内のメンタルヘルス対策を促進させるために必要な知識や対処法を学ぶことができる民間の資格となっております。
2015年に施行されたストレスチェック制度の導入背景には、仕事、職場環境でのストレスが原因で精神障害になった人が増加したことが挙げられます。
近年、企業はメンタルヘルス対策に注力することが求められており業務に役立てたいという方は、Ⅱ種でラインケアを学ぶことをお勧めします。
試験概要
厚生労働省策定の「労働者の心の健康の保持増進のための指針」を参考に、メンタルヘルスケアに関する知識や対処方法が習得できる試験となります。
試験は、人事労務管理スタッフ・経営幹部向けのⅠ種、管理監督者向けのⅡ種、一般社員向けのⅢ種の3種類。
試験内容
Ⅰ種(マスターコース):
職場環境の改善や相談体制の確立など、社内のメンタルヘルス対策を促進するために必要な知識を問う内容が出題。※選択問題・論述問題あり
Ⅱ種(ラインケアコース):
労働者への配慮、心の健康問題を持つ復職者への支援方法など、部門内のメンタルヘルス対策を促進するために必要な知識を問う内容が出題。※選択問題のみ
Ⅲ種(セルフケアコース):
セルフケアの重要性、ストレスの気付き方など、従業員自らメンタルヘルス対策ができるようにするために必要な知識を問う内容が出題。※選択問題のみ
受験資格
受験資格はありませんので皆さん受験頂けます。
産業カウンセラー試験
メンタルヘルス対策やキャリア開発の援助、人間関係の悩みのアドバイスを行うときに役立つ民間資格試験となります。傾聴力を伸ばし心理学、メンタルヘルスの知識を身に付けることができます。
メンタルヘルス対策が求められている現代では、メンタルヘルス・マネジメントⓇ検定と同様、ニーズのある資格
産業カウンセラー試験に合格した上で、日本産業カウンセラー協会の登録会員になれば、産業カウンセラーとして活躍することが可能となります。
試験概要
職場での人間関係の悩みやメンタルヘルスをケアする知識を身に付けることができる試験となっており、一般社団法人日本産業カウンセラー協会が主催しております。
試験内容
学科試験では、産業カウンセリング概論や職場のメンタルヘルスなどに関する問題が出題され、産業カウンセラーとしての基本態度や技法の適切な活用などを確認するための実技試験(口述・ロールプレイング)もあります。
受験資格
試験日に20歳に達しており、かつ協会が行う産業カウンセリングの学識と技能を修得するための講座を修了した方などが対象となります。
ビジネス・キャリア検定
人事・人材開発などの人事の仕事をこなすために必要になる知識の習得と実務能力の評価を行うことができる公的資格検定となります。
試験内容は、厚生労働省が定める職業能力評価基準に準拠しており下記、8分野43試験から選ぶことができます。
- 人事・人材開発・労務管理
- 経理・財務管理
- 営業・マーケティング
- 生産管理
- 企業法務・総務
- ロジスティクス
- 経営情報システム
- 経営戦略
試験概要
ビジネス・キャリア検定試験は、職業能力開発促進法に基づいて設立された中央職業能力開発協会が行う試験となります。
役職に合わせて部門長を目指すなら1級、課長・マネージャー相当職を目指すなら2級、係長・リーダー相当職を目指すなら3級を選ぶことをお勧めします。
試験内容
人事・人材開発・労務管理分野:人事企画・雇用管理などの人事業務や、OJT計画・自己啓発支援計画などの人材開発業務、労使関係・就業管理などの労務管理に関する問題が出題。
2・3級は選択問題式ですが、1級は論述式となります。
受験資格
受験資格はありませんので皆さん受験頂けます。
日商簿記
企業のお金を記録・計算・整理し、経営成績を可視化するのが「簿記」の役割となり、会計知識、財務諸表の読み取りや経営分析に必要な知識や視点も身に付く資格となります。
3級は基礎的な内容ですが、2級は企業活動や会計実務につながるレベルとなっており、人事総務の方のスキルアップに役立ちます。
1級は経営管理や分析を行うために必要なレベルで、税理士試験の受験資格になります。
試験概要
企業の会計実務や財務諸表の処理、経営分析に必要な知識を習得するための試験。ビジネスの基礎知識としての受験から、会計の専門家へのステップとしての活用も可能。
2017年からは3級よりも初歩的な内容である「簿記初級」が創設され、インターネット上で受験可能です。
試験内容
1級:極めて高度な商業簿記・会計学・工業簿記・原価計算
2級:高度な商業簿記・工業簿記(原価計算を含む)
3級:基本的な商業簿記
受験資格
なし
仕事の幅を広げるための資格
人事と言う枠を超えて仕事の幅を広げたい方に別途2つご紹介します。
社会保険労務士試験
国家資格となっており、社労務管理や社会保険の知識を体系的に学ぶことができます。
人事・労務管理、年金・医療・雇用保険分野などで活躍できる社会保険労務士。労務管理に関わる書類作成はもちろん、労務管理に関する悩みの相談に応じることが可能となります。
試験合格後、社会保険労務士名簿に登録されれば社会保険労務士として働くことができます。
試験概要
労務管理や社会保険の知識が習得できる試験となっており、社会保険労務士法に基づいて実施されます
試験内容
労働基準法や労働安全衛生法などの労働・雇用・社会保険に関する内容が出題されます。試験は、択一式と選択式の2つです。
受験資格
大学、短期大学、専門職大学、専門職短期大学を卒業した方etc
衛生管理者免許試験
社員が衛生的かつ安全な環境で働けるようにするために必要な具体的な知識を習得できる試験となります。
社員の健康管理や緊急措置なども学べるため、社員の健康を守る力を伸ばしたい方におすすめです。
50人以上の社員がいる会社は衛生管理者を1人以上置くことが労働安全衛生法により、義務付けられており、合格すれば衛生管理者として働くことも可能。
試験概要
衛生管理者の職務を遂行する上で必要な知識が問われる国家資格試験となっており、労働安全衛生法に基づいて実施されます。
一種衛生管理免許と第二種衛生管理免許があり、第一種は全業種で対応可能ですが、第二種の場合は対応できる業種が限定されます。
試験内容
第一種衛生管理者も第二種衛生管理者も、出題範囲は「労働衛生」「関係法令」「労働整理」の3分野。第一種衛生管理者の場合は有害業務に関わるものも含まれます。
受験資格
大学、短期大学を卒業した方など
まとめ
いかがでしたか?ちなみに受験料は5千円程度のものから3万円を越えるものまであります。あえて合格率や受験料はご紹介しておりません。
資格のための勉強ではなく、ご自信のために勉強しキャリアに生かしてくださいと言う気持ちから紹介していません。
是非、ご自信に合う資格を見つけチャレンジしてみてください!
別の記事では私の求人営業10年間の経験をもとに、私にしか語れない、
■採用単価を抑える方法
■面接で魅力的と思わせる方法
■媒体選定の基準
■就活生、転職希望者に役立つ情報
など、様々な企業の成功事例を含めて価値ある情報をお伝えしていきます。
最後までお付き合いいただき、ありがとうございます。