
マーケット状況
企業
2020年2月~4月における求人数は2019年11月~2020年1月と比較する10%ほど減少しております。新型コロナウイルスの流行により採用に慎重になる企業が増加しています。
一方、採用競合が減少している状況をチャンスと考え、成長企業やダメージが少ない企業は積極的に採用を進めている状況です。
先行き不透明の中、採用を進めている企業の採用目的は、管理部門体制強化や新規事業開発、デジタルビジネスの強化、営業戦略の再構築など組織変革だと考えられる。
候補者
近年の就業価値観の多様化に伴い、転職希望者は「今以上に自分の理想の環境・キャリアに近い場所」での就業を求める傾向が強まっている傾向が見受けられる。
コロナショックの影響でリスクテイクに対する心的障壁が上がっており、現職を退職するリスク以上のベネフィットを重要視している傾向が見受けられます。
理想に少しでも近づけなれば転職しないと考える傾向が目立ち、条件面が大きく入社意向や志望度に影響を与えている状況です。
採用成功におけるポイント
採用成功におけるポイントは下記3点
- 採用要件適正化
- スピード
- 意向醸成
一般的には人材採用においての採用要件は配属部門からの増員要請として挙がってきます。
その中で、任せたい業務内容に対してオーバースペック、採用マーケットとのズレが生じているケースが多く見受けられる。
採用マーケットを考慮し自社求人と比較し、募集時には現場と適切に採用要件をすりあわせ要件を作って進めていくことが採用成功に繋がるポイントとなります。
販売やサービス、営業職などの一般的な職種に比べ対象となる母集団は小さく、よほどの企業ではない限り継続的に採用候補者があがってくるという状態は考えづらいです。
初回の母集団形成において内定に至らない場合は採用が長期化するケースが多いように感じられます。当該領域の採用に成功している企業に共通するポイントは以下3つです。
- 募集を行うタイミングで、現場と適切な要件定義をする
- 募集後の初回の母集団で、内定・入社まで進める「短期集中型」の選考を進める
- 選考からオファー提示に至るまで、常に求職者の希望に沿う情報を提供する
具体的な職種
ここからは具体的に職種ごとの登録者の動向、求人の動向、採用成功に向けてのポイントをご紹介いたします。下記職種に分けてご紹介できればと思います。
■採用マーケット~管理・企画・マーケティング職
- 経理・財務職
- 人事・総務職
- 法務・知的財産・内部監査職
- 購買・物流職
- マーケティング・広報職
- 企画職(経営企画・事業企画・営業企画・商品サービス企画